
ライラEV開発物語
ライラック乳酸菌の EV だから「ライラEV」、
正式名は「Lilac01-EV」です。
EV ってなに?
EV ってなに?
その疑問は、この開発物語を読むとわかります。

ライラック乳酸菌の開発に成功したDr.リラ子。
しかし、それからまた苦難の日々が始まりました。
ライラック乳酸菌の開発に成功したDr.リラ子。
しかし、それからまた苦難の日々が始まりました。
ライラック乳酸菌の評判もよく、Dr.リラ子も一安心。
しかし、腸内環境の専門家としてDr.リラ子は、合点がいきませんでした。
(Dr.リラ子の開発物語第1弾はこちらでご覧になれます。)
ライラック乳酸菌は、腸内環境のほかにも効いているようなのです。
瀕死のネコが1日で元気になったり、難病の人も回復したり。そんなことは、どの論文にも書いてありません。
ライラック乳酸菌にはほかにも不思議な効果がありました。
花粉症が治る、肩が凝らなくなる、関節の痛みがとれる、帯状疱疹が痛くない、気分がよくなるという人までいます。
腸内環境は脳にまで影響するという研究も出始めましたが、それはどういう理由なのでしょうか?
ライラちゃんの『言霊(ことだま)』を知りたくないですか?
2020年の初めに、知り合いの研究者が訪ねてきて、「ライラちゃんの『言霊』を知りたくないですか?」と言われました。
『言霊』とはEV(イーブイ)のことでした。
これが運命の出会いとなりました。
「ライラちゃん」はライラック乳酸菌のことです。
彼は、微生物が出すEVの第一人者の先生の講演で、微生物由来のEVのことを「言霊」と表現しているのを聞いて、「なるほど!」と感動したそうです。
正しいものを追求する科学者があえて「言霊」というものに、Dr.リラ子も関心を持ちました。
EVとは、細胞外小胞というもの。
英語では、Extracellular Vesicleといいます。
EVは細胞が出す小さな粒子です。
ヒトの細胞もエクソソームというEVを出しています。
ライラは大量のEVを出すことがわかりました。
まず、ライラが本当にEVを出しているか調べました。それが下の写真です。
なんとライラは大量のEVを出していたのです。
ソーセージのようなものがライラの本当の姿です。
ライラの肌からEVが泡のように大量に吹き出ています。
A→B→Cの順に粒々が増えています。
このEVの名前を、「ライラEV」と命名しました。
正式な名前は、「Lilac01-EV」です。
ライラEVはミトコンドリアを元気にします。
ライラEVは大量に増やすことができます。
2020年末には、ライラEVを研究用として試薬メーカーから
販売することになりました。
さらに調べてみると、ライラEVの膜はある特殊な脂質(あぶら)の膜でした。
その脂質は動物ではミトコンドリアという細胞小器官にしかありません。
ライラEVはミトコンドリアと似ていたのです。
調べたところ、ライラEVはミトコンドリアを元気にすることがわかりました。
ライラEVとミトコンドリアは、なぜ似ているのでしょうか?
地球上に生命が生まれたころ、私たち真核生物の祖先の細胞は、酸素を使えませんでした。
そこで酸素を使える細菌を取り込んで、エネルギーをつくらせたのです。
それが進化してミトコンドリアになりました。
もともと細菌はたくさんのEV を出して、仲間同士の連絡をとっていました。
細菌の性質はミトコンドリアになっても引き継がれています。
詳しくはnote に
ライラEVとミトコンドリアの共通の成分はカルジオリピンといいます。
「カルジオ」は心臓、「リピン」はあぶらです。心臓からとれたあぶらなのでカルジオリピンと名づけられました。
ミトコンドリアは、何をしているのでしょうか。
ミトコンドリアは細胞の中で、ATPというエネルギーをつくっています。
ATPは全ての生命活動のエネルギーです。ミトコンドリアは発電所のような存在なのです。
しかしエネルギーをつくるときに活性酸素ができて、ミトコンドリアが傷つきます。
これが炎症や老化の原因になります。
ミトコンドリアは年齢とともに老化し、アクティブなミトコンドリアは減少していきます。
私たちの研究で、ライラEVをかけた細胞は、ミトコンドリアの量が増加することがわかりました。
【細胞レベル】は本当だった!
最近の研究で、炎症は細胞の自爆死から始まることがわかってきました。
私たちは、ライラEVが細胞の自爆死を止めて、炎症を抑えることを学会※1で発表し、査読ありの学会誌に投稿して掲載されました※2。そして特許も登録しました(特許第7398846号)。
※1 第10回日本細胞外小胞学会学術集会
※2 Minamida et al, 2024
炎症によって老化が進みます。
ライラEVはミクログリアという脳の細胞の炎症を抑えました。
Dr.リラ子が感じていたライラの不思議な力のもとはEVだったのです。
※投稿した論文はこちらからご覧になれます。
たった9人の会社が開発したライラEVで、世界に挑戦!
私たちが発見したのは、炎症と老化を食い止める方法です。
私たちは「真の健康」を実現するために歩み続けます。